Rider & Guide Voice -Masanari Tonosaki-
-CORDOVA-
CORDOVAとの出会いは、秋庭将之氏がVECTORGLIDE をスキーブランドとして立ち上げた翌年の2003/2004シーズン途中でした。
手元に届いたCORDOVAで目に留まったのはシックな色合いのトップシートと、インエッジとアウトエッジで形状が違うノーズでした。早速ビンディングを取り付け、八甲田山ガイドクラブの事務所から眼前のゲレンデへ。午後の荒れたバーンにもかかわらず、CORDOVAは安定したターンを刻み突き進んで行きました。
その時に受けた強烈なインパクトは今でも記憶に残っています。以来17シーズン、八甲田でスキーガイドをする僕は、このCORDOVAに乗ってひとシーズンを過ごすようになりました。

Masanari Tonosaki
Photo:Yoshitaka Hirai
八甲田のシーズンは長く、例年12月半ばから5月の半ばまで滑ることができます。
厳冬期のパウダー、風と日射が強まる頃には雪面がクラストした雪、春のザラメ雪、時には雨上がりの冷え込みでできるアイスバーンなど、どんなコンディションの山でも安定した滑りができるこのCORDOVAに、僕は全幅の信頼を寄せています。

フォールラインに向けて両スキーを角付けし、両方のスキーに圧を加えて行く。
パウダーでは雪の深さによってわずかに前後のバランスを取りながらショートターンや中回りで。
八甲田の雄大な斜面が堅雪になる春は、スキーの長さ(185㎝)全体がたわむように力を加え続け大周りを。力を加えたスキーから圧を抜きたわみが戻る瞬間、スキーがフォールライン方向にビュンと走る。CORDOVAの最大の特徴はどんなリズムのターン弧の際でも、スキーが“走る”という感覚を味わえることだと思います。

Masanari Tonosaki
Photo:Yoshitaka Hirai
その普遍的なアウトラインとシンプルなトップシートのデザインはスキーをする人たちにとって憧れとなり、僕が所属する八甲田山ガイドクラブの参加者でも多くの方がCORDOVAに乗るようになりました。CORDOVAで八甲田の山を登り、滑る。いい雪を気持ち良く滑ることができた時のみんなの笑顔を楽しみに、シーズン中僕は、毎日CORDOVAで山に出掛けています。
CORDOVA Standard
SIZE: 190 185 180 175 170
SIDE CUT: 120-85-110
RADIUS: 24.5(190) 23.1(185) 21.8(180) 20.4(175) 19.1(170)

CORDOVA Super Light
SIZE: 190 185 180 175 170
SIDE CUT: 120-85-110
RADIUS: 24.5(190) 23.1(185) 21.8(180) 20.4(175) 19.1(170)

CORDOVA Metal
SIZE: 190 185 180
SIDE CUT: 120-85-110
RADIUS: 24.5(190) 23.1(185) 21.8(180)

CORDOVA Light
SIZE: 175 170
SIDE CUT: 120-85-110
RADIUS: 20.4(175) 19.1(170)


Text:Masanari Tonosaki