Rider&Guide Voice -Daisuke Sasaki-


-NADURRA-


“Nadurra” ゲール語で「自然」というネーミングを持つこの新しいスキーのコンセプトを一言で表すと、“雪山を楽しむ”この一言に尽きます。

今回ゼロからのスキー作りに当たって、自分の一番の希望は自然が作り上げた地形と雪、一期一会のそのフィールドでスキーを操る喜び、これらを楽しむことのできるものであること。


とはいえ、世界中のフィールドでガイド活動を行う自分の、シーズンを通してのハイライトはやはり北海道の厳冬期。時には胸まで沈み込むような極上のパウダースノーの中では、その雪の結晶と含まれた空気の摩擦を僅かに感じながら、大きな上下動とともにその儚い雪の結晶を慈しむようにターンを繰り返し、自由落下を楽しむ。

そんなコンディションにおいてはあまり強いスキーではその深さを楽しみきることは難しい 。


Daisuke Sasaki

Photo:Haruto Osanai


Nadurra は通常のスキーよりもトップとテールの先端部に柔らかさを持たせ、雪の中での3次元的なスキー操作を実現した。それでいて、素材や構造を工夫することによって、軽量化とともに足元の十分な安定感も備えている。 トップとテールの軽量化は滑走時のスイングバランス向上とともに、深雪のラッセル時の取り回しにおいても、非常に有効に作用し、今まで以上に軽快な登行を可能にし、セーブされた体力のおかげで滑走をより楽しむことができる。


またセンター位置とフレックスについては何度も調整を行い、テールが沈み込むことによる減速を抑えるための前よりのセンター位置を採用した。参考までにこのモデルは10kg 程度のザックを背負って山岳地帯を滑ることを想定しているため、ゲレンデ専用モデルよりは数 mm センター位置が前に設定されて、バランスを崩した場合の、スキーの走り出しを抑えている。


個人的に予想以上に楽しめたのが、ゲレンデ脇や春の地形を楽しむライディング。今までのスキーではバンクに当て込んだ後のボトムでのターンに気持ち良さを感じるものが少なかったが、Nadurra はボトムで切り返して再びバンクのトップを目指す動きなど、その絶妙なフレックスのおかげで自由自在に操ることができて、ゲレンデや春山の地形で今までにない楽しみが出来る新しい世界を開くことができた。


Daisuke Sasaki

Photo:Haruto Osanai


2020シーズンは未曾有の事態でシーズンを通して雪山を楽しみきることは叶わなかった。

新しい冬には Nadurra でシーズンを通して雪山を楽しみきることを願っています。



NADURRA

SIZE: 185

SIDE CUT: 138.5-115-130

RADIUS: 24(185)

ショップでこのモデルを見る




NADURRA for Women

SIZE: 175

SIDE CUT: 138.5-115-130

RADIUS: 21(175)

ショップでこのモデルを見る



Text:Daisuke Sasaki

GUIDE BANKEI

特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索
まだタグはありません。
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square